夏の日差しが年々強くなる中で、「調光レンズ」のメガネを作ってみました。

「本当に便利なのか」「色はどのくらいで変わるのか」「普段使いで困ることはないのか」。

購入前には、そんなことが気になっていました。

実際にしばらく使ってみると、思っていた以上に便利な一方で、使う前に知っておいたほうがいい点もありました。

この記事では、50代の私が実際に使って分かったメリットとデメリットを、正直にまとめます。

ちなみに、今回作ったのはJINSの調光レンズで、遠近両用にしています。

調光レンズを検討している方、特に普段からメガネを使っていて「サングラスも欲しいけれど、掛け替えるのは面倒」という方の参考になれば幸いです。

なお、この記事は私個人の使用感です。感じ方には個人差がありますので、その前提でお読みください。

調光レンズとは

調光レンズは、屋外で紫外線を浴びると色が変化し、室内に戻ると徐々に透明に戻るレンズです。

外ではサングラスのように色づき、室内では普通のメガネとして使えるため、メガネとサングラスを掛け替える必要がありません。

普段使いのメガネとサングラスを1本で兼用できることが、大きな特徴です。

なお、調光レンズには種類があり、紫外線だけでなく可視光にも反応するタイプもあります。私が使っているのは、紫外線の量によって色が変化するJINSの通常の調光レンズです。

実際に使って良かった点

1本で済むので、掛け替えがいらない

いちばんの魅力は、やはりこれです。

外ではサングラス、室内では普通のメガネとして使えるので、掛け替える手間がありません。サングラスを別に持ち歩く必要もなく、荷物も増えません。

私はもともとサングラスを使う習慣がありませんでした。

サングラスを持って出かけ、外に出たら掛け替え、室内に入ったらまた普通のメガネに戻す。そこまでして使おうとは思っていなかったのです。

その点、調光レンズなら、いつものメガネを掛けて出かけるだけです。

「メガネがそのまま日差し対策になる」という手軽さなら、私でも無理なく取り入れられました。

色の変化が思ったより早い

使う前は、「色が変わるまで時間がかかるのでは」と思っていました。

ところが実際には、外へ出て数分も経たないうちにレンズが色づき始めます。想像していたより反応が早く、驚きました。

初めて掛けたときは、自分では本当に色が変わっているのかよく分からず、わざわざ外して確認したほどです。

ところが、外して見てみると、意外としっかり色がついていました。

掛けている本人はレンズ越しに見ているため変化に気づきにくいのですが、外から見ると、きちんとサングラスらしい色になっています。

自分で感じる見え方と、周りから見た印象には思った以上に差がありました。

見え方が自然で違和感が少ない

色がついても、視界が極端に暗くなることはありません。

散歩や買い物などで使っていても違和感は少なく、「日差しが少し和らいでいる」という安心感があります。

いかにもサングラスを掛けているという感覚が強くないのも、私には合っていました。

普段使いのメガネとして、そのまま使える自然さは大きなメリットだと感じています。

遠近両用でも調光レンズにできた

今回作ったメガネは、調光レンズだけでなく遠近両用にもしています。

50代になると、近くを見るための老眼対策も必要になってきます。

「普段使い」「遠近両用」「日差し対策」を1本にまとめられたので、何本もメガネを使い分けなくていいのは便利です。

私にとっては、単にサングラス代わりになるだけではなく、普段使っている遠近両用メガネに日差し対策が加わった、という感覚に近いです。

正直に気になった点

室内に入っても、すぐには透明にならない

これは購入前に知っておいたほうがいい点です。

屋外から室内へ入っても、レンズの色はすぐには抜けません。透明に戻るまでには少し時間がかかります。

そのため、色がついたまま室内へ入ると、人によっては「サングラスを掛けたまま入ってきた」と感じることがあります。

実際、私も職場で経験しました。

外から戻ってきた直後に、

「チンピラが入ってきたかと思った」

と言われ、思わず笑ってしまいました。

もちろん冗談でしたが、職場や商談など、第一印象を気にする場面では少し注意したほうがいいかもしれません。

ちなみに、調光レンズの仕組みを説明すると、「1本で済むのは便利そう」「それはいいね」と、むしろ興味を持つ人が多かったです。

真夏は色の濃さに注意

調光レンズは、紫外線の量だけでなく、気温によっても色の濃さが変わります。

一般的に、気温が低いと濃くなりやすく、気温が高いと薄くなりやすい傾向があります。

そのため、紫外線が強い真夏だからといって、必ずしも一年で最も濃くなるわけではありません。

実際にどのくらいの濃さになるかは、紫外線の量や気温、使用するレンズなどによって変わります。

濃いサングラスのような見た目や遮光感を求めている人は、購入前にレンズの特徴を確認しておいたほうがいいと思います。

車の中では色が変わりにくい

もう一つ注意したいのが、車の中です。

私が使っている通常の調光レンズは紫外線に反応するため、紫外線をカットするフロントガラスなどに覆われた車内では、レンズが色づきにくくなります。

そのため、「運転するときのサングラス代わりにしたい」と考えている人は注意が必要です。

JINSには、紫外線だけでなく可視光にも反応し、車内でも色が変化するタイプもあります。

車で使うことが多い人は、通常の調光レンズと可視光調光レンズの違いを確認してから選んだほうがよさそうです。

本格的なサングラスとは少し違う

私はもともとサングラスを使っていなかったので、本格的なサングラスとの細かな比較はできません。

ただ、真夏の強い日差しをしっかり遮りたい人には、物足りなく感じる可能性があります。

私の場合は、

「普段使いのメガネに、日差し対策の機能が加わる」

くらいの感覚で使っています。

そのくらいのイメージで考えておくと、期待とのギャップは少ないと思います。

こんな人に向いている

実際に使ってみて、特に向いていると感じたのは、こんな人です。

  • 普段からメガネを掛けている人
  • サングラスを持ち歩くのが面倒な人
  • メガネとサングラスを1本で済ませたい人
  • 日常的な紫外線対策をしたい人
  • 散歩や買い物など、普段使いが中心の人
  • 遠近両用メガネにも日差し対策を加えたい人

私のように、「これまでサングラスを使う習慣はなかったけれど、日差しは気になる」という人には、特に取り入れやすいと思います。

逆に向いていない人

次のような人には、専用のサングラスや別のタイプのレンズのほうが合っているかもしれません。

  • 濃い色のサングラスが欲しい人
  • 室内でレンズに色が残るのが気になる人
  • 強い日差しの中で長時間過ごすことが多い人
  • 車の運転中にサングラスとして使いたい人

調光レンズは便利ですが、万能というわけではありません。

自分がどんな場面で使いたいのかを考えて選ぶことが大切だと思います。

JINSの株主優待を使って作りました

私はJINSの株主優待を利用して作りました。

今回選んだフレームは9,900円。そこに調光レンズ5,500円、さらに遠近両用5,500円を追加し、通常なら合計20,900円です。

今回は9,900円分の株主優待を使えたので、実際に支払ったのは11,000円でした。

「調光レンズを一度試してみたい」と思っていても、追加料金がかかるとなると少し迷います。

今回は優待があったことで、「それなら試してみよう」と思えました。

結果的には、普段使い、遠近両用、日差し対策を1本にまとめることができ、満足しています。

なお、調光レンズはJINS以外の眼鏡店でも取り扱われています。価格やレンズの種類、機能などは店舗によって異なるので、比較して選ぶのもいいと思います。

また、株主優待を目的に株を買う場合は注意が必要です。

優待内容は変更・廃止されることがありますし、株価が下がれば、優待で得した金額以上に損をする可能性もあります。

優待は、あくまで株を持っている間のおまけとして考えるのが安心です。

まとめ

調光レンズを実際に使ってみて、一番良かったのは、メガネとサングラスを掛け替えなくて済むことでした。

外へ出れば自然に色づき、室内では徐々に普通のメガネに戻る。自分で何かする必要がないので、想像していた以上に便利です。

私の場合は遠近両用にもしたことで、普段使いのメガネ、遠近両用、日差し対策を1本にまとめることができました。

一方で、室内へ入ってもしばらく色が残ること、発色の濃さは紫外線の量や気温によって変わること、車内では通常の調光レンズは色が変わりにくいことなどは、購入前に知っておいたほうがいい点です。

本格的なサングラスの代わりを求めるというより、

「いつものメガネに、日差し対策をプラスする」

くらいに考えると、調光レンズの良さが一番分かりやすい気がします。

私はこれまでサングラスを使う習慣がありませんでしたが、調光レンズなら特に意識することなく日差し対策ができます。

私自身、この夏に買ってよかったものの一つになりました。