Lenovo ThinkCentre M720eのHDDをSSDへ換装するため、正しいSSDと必要な部品をそろえたあと、次に行ったのがHDDのクローン作業です。

今回使ったのは、

KIOXIA EXCERIA 480GBの2.5インチSATA SSD

と、

SATA-USB変換ケーブル

です。

新しいSSDをUSBでパソコンへ接続し、Macrium Reflectの無料体験版を使って、元のHDDの中身をSSDへ丸ごとコピーしました。

私の場合、AIからは「30分〜1時間くらい」と言われていましたが、実際には約2時間30分かかりました。

この記事では、

  • クローン前に準備したもの
  • 作業日をどう決めたか
  • 新しいSSDをどう接続したか
  • Macrium Reflectで何を確認したか
  • クローン中に時間がかかったときにどうしたか
  • クローン後にHDDからSSDへ交換した手順
  • SSD交換後に確認したこと

を、実際の作業順にまとめます。

なお、私が使用したのはMacrium Reflectの無料体験版です。現在のMacrium Reflect Xにも30日間の無料体験版が用意されています(2026年8月現在)。ソフトの内容や利用条件は変更される可能性があるため、使用時には公式サイトで最新情報を確認してください。


この記事はSSD換装の連載(全4話)の1話です。準備・クローン・交換・起動トラブルまでの全体像は、会社のパソコン11台をSSD換装した全記録(まとめ)にまとめています。

クローン前に用意したもの

今回使ったものは次の通りです。

  • SSD本体:KIOXIA EXCERIA 480GB 2.5インチSATA SSD
  • 接続用:SATA-USB変換ケーブル
  • 固定用:2.5インチ→3.5インチ変換ブラケット
  • クローンソフト:Macrium Reflectの無料体験版

SSD換装では、HDDを外してSSDを取り付ける前に、元のHDDに入っているWindowsやアプリ、設定などをSSDへコピーします。

この「ディスクの中身を別のディスクへ複製する作業」がクローンです。

Macrium Reflectでは、ディスクのボリューム、ファイル、OS、アプリなどを別のディスクへ複製できます。

作業日は、使用者の翌日が休みの日を選んだ

今回の対象は会社のパソコンです。

もしクローンや交換に失敗してWindowsが起動しなくなれば、その職員は仕事ができなくなります。

そこで、作業する日も慎重に決めました。

そのパソコンを使っている職員のシフトを確認し、

翌日が休みの日

を選びました。

もし何か起きても、翌日に復旧作業をする時間が取れます。

実際、この判断はあとで非常に重要になりました。

SSDへ交換した当日は正常に起動したのですが、翌日、Windowsが起動しなくなったからです。

会社や仕事で使うパソコンを換装する場合は、作業時間だけではなく、

「失敗した場合に復旧する時間を確保できるか」

まで考えておいた方がいいと思います。

新しいSSDをUSB接続する

まず、新しいSSDをパソコンへ接続します。

KIOXIA EXCERIA 480GBは2.5インチSATA SSDなので、SATA-USB変換ケーブルを使いました。

接続の流れは、

SSDにSATA-USB変換ケーブルを接続 → USB端子をパソコンへ接続 → Windows上で新しいSSDが認識されているか確認

です。

ここで新しいSSDが認識されていなければ、クローン作業へ進めません。

ケーブルが正しく接続されていることと、Windows側でSSDが認識されていることを確認してから次へ進みました。

Macrium Reflectの無料体験版を使ってクローンする

クローンには、Macrium Reflectの無料体験版を使いました。

ソフトを起動すると、元のHDDや新しく接続したSSDなど、複数のディスクが表示されます。

ここで一番怖かったのは、

コピー元とコピー先を間違えること

でした。

今回の基本的な関係は、

  • コピー元:現在Windowsが入っているHDD
  • コピー先:新しく接続したKIOXIAのSSD

です。

クローン先のディスクに入っているデータやパーティションは消去される可能性があるため、コピー先の選択は特に注意が必要です。

私はパソコンに詳しくなかったため、画面が変わるたびにスクリーンショットを撮り、ChatGPTへ送って確認しました。

「このHDDがコピー元で合っていますか」

「このSSDをコピー先に選んで大丈夫ですか」

と一つずつ確認して進めました。

コピー元とコピー先は必ず確認する

実際にクローンしてみて、最も重要だと感じたのがここです。

どのディスクから、どのディスクへコピーするのか。

今回なら、

元のHDD → KIOXIA EXCERIA 480GB SSD

です。

逆にしないよう、容量や型番も見ながら確認しました。

また、画面にはWindowsが入っている領域以外にも、いくつかのパーティションが表示されていました。

当時の私には、それぞれが何のためにあるのかもよく分かりません。

そのため、ここも自己判断せず、画面をChatGPTに送りながら確認して進めました。

私は初めてだったこともあり、

「たぶんこれで合っている」

では進めませんでした。

一画面ずつ確認するので時間はかかりましたが、最初の1台ではそのくらい慎重でよかったと思っています。

「30分〜1時間」のはずが2時間30分かかった

クローンを開始する前にChatGPTへ、

「どれくらい時間がかかりますか」

と聞いていました。

返ってきた目安は、

30分〜1時間程度

でした。

「それなら今日中に終わるな」

と思って始めました。

ところが、1時間たっても終わりません。

2時間たっても終わりません。

初めてのクローンなので、

「止まっているのではないか」

「失敗したのではないか」

と不安になりました。

そこで、進行中の画面をスクリーンショットで送り、ChatGPTへ確認しました。

返ってきたのは、

「クローン作業中なので、何もせず、そのまま待ってください」

という答えでした。

そのまま待ちました。

そして、ようやくクローンが完了したのは、

約2時間30分後

でした。

クローンが遅くても、すぐに中断しない

今回の経験から、クローン時間はあくまで目安として考えた方がいいと思います。

HDDの速度、コピーするデータ量、USB接続の速度、パソコンの状態などによって、所要時間は変わります。

私の場合、元のHDD自体がかなり遅くなっていたため、それも時間がかかった原因の一つだったのかもしれません。

ただし、これはあくまで推測です。

進捗表示が動いていて、エラーが出ていないのであれば、

「予想時間を過ぎたから失敗した」と判断して、すぐに中断しない

方がいいと思います。

一方で、エラーが表示されている、完全に進捗が止まっている、HDDから異常な音がする、といった場合は状況を確認する必要があります。

クローン完了後にHDDをSSDへ交換

クローンが完了したら、パソコンの電源を切ります。

そのあと、

元のHDDを取り外す → クローン済みのSSDへ交換する

という作業を行います。

ThinkCentre M720eでは、第1話で紹介した通り、

赤いレバーを押してDVDドライブの固定を解除 → DVDドライブを取り外す → 金属カバーを開く

という流れでHDDへアクセスしました。

最初はここだけで約1か月かかりました。

しかし、この頃には分解方法が分かっていたため、交換作業そのものは特に問題なく進みました。

2.5インチSSDは変換ブラケットで固定

元のHDDは3.5インチでした。

今回使ったKIOXIA EXCERIAは2.5インチSSDです。

そのため、

2.5インチ→3.5インチ変換ブラケット

を使って固定しました。

取り付けたあとには、SSDがきちんと固定されているか、SATAケーブルや電源ケーブルが正しく接続されているかも確認しました。

ここまで終われば、いよいよ電源を入れます。

SSD交換後に最初に確認したこと

取り付けが終わったら、ケースを閉じて電源を入れます。

最初に確認するのは、

Windowsが正常に起動するか

です。

電源ボタンを押しました。

Windowsは無事に起動しました。

しかも、明らかに速くなっています。

次に、

  • Excelなど普段使うソフトが起動するか
  • 必要なファイルが正常に見えるか
  • 普段の操作に問題がないか

を確認しました。

結果は、はっきり分かるほど速くなっていました。

これまで電源を入れてからまともに使えるようになるまで4〜5分かかっていたパソコンが、以前とはまるで違います。

Excelもすぐに開きます。

SSD換装の効果は、数字を測定しなくても体感できるほどでした。

交換直後は「成功」に見えていた

ここで一つ、今回の経験から重要だと思ったことがあります。

SSDへ交換して一度Windowsが起動したからといって、そこで完全に終了とは限りません。

私の場合、交換当日は正常に使えました。

Windowsも起動しました。

Excelも開きました。

動作も速くなりました。

そのため、

「これで成功した」

と思っていました。

ところが翌日。

念のため、もう一度電源を入れて確認すると、

Windowsが起動しませんでした。

昨日は正常に動いていたのに、画面は真っ黒のままです。

このあと、

  • BIOSの設定確認
  • スタートアップ修復
  • bcdboot
  • EFIパーティションの修復

まで進むことになります。

クローン後は複数回起動確認しておく

この経験から、SSD換装後は、

一度起動しただけで作業完了にしない

方がいいと思います。

少なくとも、

Windowsが起動する → 普段使うソフトを確認する → シャットダウンする → 再び電源を入れる → 正常に起動するか確認する

くらいは行っておいた方が安心です。

可能なら、少し時間を置いてもう一度起動して確認するのもいいと思います。

特に仕事で使うパソコンなら、

「交換直後に1回起動した=完全に成功」

とは考えない方が安全です。

第3話で分かったこと

初めてクローン作業をして分かったのは、主に次の点です。

クローン前にコピー元とコピー先を必ず確認する。

クローンするときは、コピーする内容を自己判断せず確認して進める。

仕事用PCなら、トラブルが起きても対応できる日を選ぶ。

想定より時間がかかっても、正常に進んでいるなら慌てて中断しない。

2.5インチSSDを3.5インチの場所へ取り付ける場合は、必要に応じて変換ブラケットを用意する。

交換後は一度起動しただけで安心せず、複数回確認する。

私の場合、クローンそのものは約2時間30分かかりましたが、無事に完了しました。

HDDからSSDへの交換も問題なく終わり、動作は驚くほど速くなりました。

ここまでは、成功です。

しかし翌日、Windowsが起動しなくなります。

BIOSの設定確認やスタートアップ修復、bcdbootなどを試し、最終的にはEFIパーティションを作り直すことで復旧しました。

第4話では、

『前日は正常に動いていたのに、なぜ起動しないのか』

とAIと一緒に一つずつ確認しながら、Windowsを復旧させるまでの経緯を、実際に行った手順とともにまとめます。

第4話 「完全成功」のはずが起動しない →

このシリーズのnote版では、詳しいクローン方法よりも、「会社のパソコンで初めてクローンする怖さ」や、AIに「そのまま待ってください」と言われながら2時間30分待った体験を中心に書いています。